arrowsライフを充実させるアットエフ


arrows @ MAGAZINE

arrows × ITmediaコラボ記事

第2回 「ARROWS」から「arrows」へ――NTTドコモ2015-2016冬春モデル 新商品・新サービス発表会

9月30日、NTTドコモが「2015-2016冬春モデル 新商品・新サービス発表会」を都内で開催しました。個性豊かな13機種が、新たに登場しました。

その中でも特に注目したいのが、富士通のスマートフォン「arrows」シリーズの新モデル「arrows Fit F-01H」と「arrows NX F-02H」です。今まで、全部大文字だった「ARROWS」を、全部小文字で「arrows」に改めたこれら2機種は、「人を想えば、進化はとまらない。」をキャッチフレーズに、使う人に寄り添う姿勢をより前面に押し出しています。

今回は、ITmedia Mobile編集部員の視点から見た、2015年冬モデルのarrowsの魅力をご紹介します。


arrowsスマホ2機種を紹介するNTTドコモの加藤薰社長

お、値段以上!? コストパフォーマンス重視の「arrows Fit F-01H」

新機種の先陣を切って10月7日に発売となる「arrows Fit F-01H」(以下、arrows Fit)は、ハイスペックさを追い求めずに、必要十分な性能に抑えることで、価格も抑えたミドル(中ぐらい)スペックのスマホです。


arrows Fit F-01H(左からaka、kuro、shiro、midori)

「価格を抑えた」と言われると、安っぽいとか、作りがきゃしゃとか、後ろ向きな印象を抱きがちです。

しかし、arrows Fitを手にすると、ボディカラーのセンスの良さも相まって安っぽさを意外と感じません。丈夫さの面でも、傷の付きにくさに定評のある「Corning Gorilla Glass 3」を画面ガラスに採用し、ボディに耐摩耗性に優れたフッ素系ハードコート「ウルトラタフガード」を施して「永く使える」(キャッチコピーまま)ように工夫がされています。

また、米国防総省が定めた物品納入規格「MIL規格」に定められた14項目の耐久性試験に合格していて、防水・防じんはもちろん、耐衝撃・耐塩水・耐高温・耐低温……といった日常生活のあらゆるシーンで安心して使える丈夫さを備えています。


MIL規格に準拠することで、キッチンなどの水回り(写真=上)やガーデニングなどの土回り(写真=下)での利用も安心

機能面でも妥協はしていません。通常、ミドルスペックのスマホでは、生体認証は省かれる傾向にあります。しかし、arrows Fitでは、背面に「スマート指紋センサー」が搭載されていて、スリープの解除からスマホのロック解除までの一連の操作をスムーズに行えます。また、ドコモが最近推進しているオンラインサービスでの生体認証や、Webサイトでのパスワード入力を簡略化できる富士通独自の「パスワードマネージャー」との連携にも使えます。


ミドルスペックスマホでは珍しい指紋認証に対応

データ通信では、最新のLTE-Advancedサービス「PREMIUM 4G」には対応しませんが、Wi-Fi(無線LAN)とLTE/3Gの通信を同時に待ち受けることで通信の安定性を高める富士通独自の技術「マルチコネクション」には対応しています。このような機能も、ミドルスペックスマホでは省かれがちなものです。


Wi-FiとLTE/3Gを同時に待ち受けて通信の安定性を高める「マルチコネクション」に対応

arrows Fitは5型有機ELディスプレイを搭載しています。昨今、画面が大型化する傾向にあるAndroidスマホの中では「コンパクト」ですし、ボディの横幅を69ミリに抑えたことで片手でも操作しやすいのですが、手が小さめな人ではそれでも操作しづらい面があります。

そこで、arrows Fitでは、画面表示そのものを下げて指が届くようにする「スライドディスプレイ」を搭載しています。これなら、手が小さくても画面上部を簡単に操作できます。


画面表示を下げて指が届くようにする「スライドディスプレイ」

このように、arrows Fitは、頑丈に作られていたり、要所要所でハイスペックモデルの良い機能を取り入れたりしていて、「安かろう悪かろう」を感じさせない高いレベルでバランスの取れたスマホに仕上がっています。「最近のスマホ、本体がちょっと高くてなぁ……」という方は要チェックです。

虹彩認証、TransferJetにSeeQVault 最新機能てんこ盛りな「arrows NX F-02H」

11月下旬に発売予定の「arrows NX F-02H」(以下、arrows NX)は、ドコモ向けarrowsスマホのハイスペックモデル「NX」の6代目です(「X」も含めると9代目)。NXシリーズは、単にハイスペックであるだけではなく、その時々の最新機能を使いやすくパッケージすることに長けています。arrows NXも例外ではありません。


arrows NX F-02H(左からIris Green、Black、White)

arrows NXは、5.4型のワイドクアッドHD(1440×2560ピクセル)の「IPS-NEO液晶」を採用しています。名前で何となく分かる人もいると思いますが、IPS-NEO液晶は「IPS(In-Plane Switching)液晶」をベースに、液晶が苦手とする黒色の発色を改良したものです。確かに見比べてみると、黒色の見栄えがより良くなっています。


左がIPS-NEO液晶を採用するarrows NX、右がIPS液晶を採用する従来機種(ARROWS NX F-02G)。写真でも黒色の表現力の差は明らか

画面が大きくなると、ボディサイズが気になるところです。5.2型液晶を搭載する先代の「ARROWS NX F-04G」と比べると、幅が5ミリ、高さが8ミリ、それぞれ増えています。しかし、厚さは0.9ミリ減っています。これは、ナノテクファイバーを織ったシートと樹脂でハイブリッド成形したボディによって実現したもので、薄くなったにもかかわらず、F-04G比で約1.5倍の強度を確保しています。その堅牢さは、先ほど紹介したarrows Fitと同様に「MIL規格」に定められた14項目の耐久性試験をクリアしていることからも伺えます。


寒い冬の雪山(写真=上)や、激しく打ち付けてくる突然の大雨(写真=下)でも、安心して使える

F-04Gに引き続き搭載された虹彩認証「Iris Passport」も魅力です。arrows NXを見つめると、最短0.6秒と、事実上“一瞬”でロックを解除できます。手がぬれていたり、手袋をしていたりしても簡単にロック解除できます。arrows Fitの指紋認証と同様に、オンラインサービスでの生体認証やパスワードマネージャーの認証にも使えます。


赤外線カメラと赤外線LEDから構成される「Iris Passport」は、一度使ったらやみつきになる

一瞬と言えば、これまたF-04Gから引き続き搭載された非接触高速データ通信「TransferJet」は、データのやりとりの面で役に立ちます。実効最大で375Mbps(約47Mバイト/秒)で通信できますから、大容量の動画・静止画データのやりとりが非常に楽になります。

また、arrows NXは、著作権保護技術「SeeQVault」(シーキューボルト)に対応しています。対応HDDレコーダーから録画番組をmicroSDにダビングすると、HD画質のまま持ち出せるほか、2015年冬に登場するTransferJet対応HDDレコーダーを使えば、本体ストレージに直接、かつ高速に番組を転送できます。


TransferJetは、F-04Gに引き続き搭載(写真=左)。TransferJetにも対応したSeeQVault動画の再生機能も新たに搭載(写真=右)

カメラ機能は、メインカメラが有効2150万画素、インカメラが有効240万画素のCMOSセンサーを採用していて、スペック“だけ”見ると先代のF-04Gから変わっていません。しかし、arrows NXでは2つの大きな変化を果たしています。

1つは、メインカメラにおいて最短0.14秒の「高速ハイブリッドオートフォーカス(AF)」に対応したことです。従来のスマホは、明暗差(コントラスト)を検出する「コントラストAF」だけを使ってピント合わせしていました。arrows NXではAF専用センサーも使う「位相差AF」との併用によって、ピント合わせの高速化を実現しました。

もう1つは、カメラ撮影時に「ホワイトバランス」と「明るさ(露出)調整」をする機能が追加されたことです。従来のARROWSのカメラは、世のトレンドとは“逆行”し、「何も考えないでキレイに撮れる」ことを重視して大胆なシンプル化を図っていました。しかし、そのせいで写真の色味が意図したようにならない、あるいは被写体が想定よりも明るく(暗く)映っているときに調整する方法がなかったのです。この2つをマニュアル調整できるようになったことで、より自分好みの写真を撮れるようになります。ホワイトバランスと露出のマニュアル調整は、静止画・動画どちらでもできます。


一部のarrowsファンには待望のホワイトバランスと露出の調整機能が付いた。もちろん、自動調整もできる

このように、arrows NXは、2015年冬も機能てんこ盛りでありながら、使い勝手をより改善しています。よくスペックを見ると、プロセッサがスペックダウン(8コアの「Snapdragon 810」から、6コアの「Snapdragon 808」)しているのですが、ソフトウェアの最適化が進んだこともあり、体感上の速度はプロセッサをフル活用するアプリ(ゲームなど)をやらない限りはF-04Gよりも快適です。バランスの取れたハイスペックとはこうあるべき、という姿を体現しています。

ということで、2015年冬は、久しぶりにarrowsが2機種登場しました。ARROWSのハイエンドモデルが「X」から「NX」に変わったとき以来の変化の息吹を感じます。ぜひ、ドコモ取扱店で実機に触れて、その心地よさを体感してみてください!