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arrows @ MAGAZINE

arrowsマニア情報局

2019.12.20 Fri

arrowsマニア情報局 第195回

ちまたでよく聞く「SIMフリー」 それって何?(その2)

arrows @ MAGAZINEをご覧の皆様、「せう」です。arrowsマニア情報局もあと5回で200回。200回記念に何かできないかなー、といろいろ考えている所です(チラチラ


久しぶりのSIMロックフリーモデルな「arrows M05」

「arrows M05」の発表にかこつけて、前回はSIM(ロック)フリーとは何ぞやという解説をしました。

SIMフリーは、どんなキャリアのSIMカードでも受け入れる点でメリットが大きいわけですが、あくまでもフリーなのは「受け入れる」ことだけ。他にも気を付けるべき点はいくつかあります。

対応する「通信規格」と「周波数帯(Band)」は大丈夫?

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個人的には、対応通信規格と対応周波数帯は真っ先にチェックすべきだと思います

携帯電話は無線を使って通信をします。その「通信規格」はいくつかあり、どれを採用しているかは国・地域によって異なります。

4G(第4世代移動体通信システム)の一角を占める「LTE(Long Term Evolution)」は、その電波の使い方によって「FD-LTE(FDD-LTE)」(※1)と「TD-LTE(TDD-LTE)」(※2)の2種類に細分されます。詳しくは後述しますが、日本の大手キャリア(MNO)は、楽天モバイルを除いてどちらの規格も採用しています。楽天モバイルはFD-LTEのみ使っています。

  • (※1) FD-LTE=周波数分割複信式LTE
    LTEのうち、「下り(受信)」と「上り(送信)」で使う周波数帯を完全に分割する方式を指します。下り・上りの通信帯域が別個になっているため、下り通信のトラブルが上り通信に影響するといったことが(電波の上では)発生しないことがメリットです。その反面、通信速度を高速化するにはある程度広い帯域を用意しなければいけない(≒帯域が逼迫していると速度を向上できない)というデメリットもあります。
  • (※2)TD-LTE=時分割複信式LTE
    LTEのうち、下りと上りで使う周波数帯を共有する方式を指し、その名の通り一定時間単位で下りと上りの通信を切り替えます。少ない帯域幅で通信速度を向上できることがメリットです。その反面、通信方向を時間単位で切り替えるため、その切り替えで通信にラグが発生しやすい(≒タイミング次第で速度が遅くなりやすい)というデメリットもあります。
  • なお、日本では「WiMAX 2+」「AXGP(Advanced XGP)」という通信規格もありますが、どちらもTD-LTEをベースにした規格で、対応周波数帯さえ合えばTD-LTE用通信機器で通信できます。
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日本のMNOが利用しているBand

そして、無線には通信するための「周波数帯域」が無数に存在しています。LTEでは周波数帯域が「Band(バンド)」という名称で規格化されています。日本で使われているLTEのBandは以上の通りです。◎はメインバンドなので、比較的全国で利用できるものです。

自分が買おうとするSIMフリースマホ(arrows M05など)の仕様と自分が契約しようとするキャリアの利用しているBandを見比べて、対応しているかどうかをしっかり確かめましょう。

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arrows M05で対応しているBandに黄色を付けてみた図(注釈は上の図表と同様です)

ちなみに、arrows M05が対応しているBandを黄色で塗ってみるとこんな感じです。国内MNOのBandにはしっかり対応しています(他にも対応Bandはあります)。少なくとも国内で使うなら安心です。

ちょっと長くなりすぎたので、その他の注意点は次回に回します。お楽しみに!